淫ら
ジョリ……ジョリ……
黒い塊が床に落ちて、排水口に消えていく。
水の流れがどんどんと落ちていくそれを容赦なく押し流して、私から切り離していく。
ジョリ……ジョリ……
「どんどん……なくなっていくよ? 赤ちゃんのおまんこみたいにつるつる」
あぁ……言わないで……
どんなにきつく瞳を閉じても股間を滑る剃刀の感触は、その部分が暴かれていくことを思い知らせずにはいられない。
「ほら……あと少しで完全につるつる。このまま、温泉にでも行ってみる?」
そんな恥ずかしいこと……出来ない……
「ちゃんと目を開けてみてごらん? かわいいおまんこ、見てごらんよ。いやなの?」
いやだと思うのに。何一つ抵抗が出来なくて。
私は恐る恐る目を開いてその光景を見た。
柔らかいオレンジの光の中、私のそこが飾り毛を剥ぎ取られて淫らな様を晒しているその光景を。
あぁ……
ぞくりと、腰が震えた。
「いやらしい子だ。剃られちゃったのにこんなに濡らして。ほら、すごいよ?」
いやぁ……見せないで……
「ほら……」
いやらしい液に塗れたその指が唇に押し付けられて、なんだか頭がくらくらとするのを覚えた。
酔ったような、眩暈。「クリトリスも大きくしちゃってさ。これじゃあ足を閉じてもはみ出しちゃうね。みんなにこの恥ずかしいカッコ、見てもらう?」 ああ……ああ……恥ずかしいのに……恥ずかしいのに……
「さあ、そしたら仕上げにおしっこ、してごらん? 邪魔するものがないからよく見えるだろうね?」
そんな……おしっこなんて……
「獣の癖に恥ずかしいの? さあ、早く」
ああ……そんなにいじらないで……ああ……
「ふふ……暖かくて気持ちいいよ。君のおしっこ。さあ、今度はおなかの中、綺麗にしようかな……」